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訪問リハビリの面接について

  • あすなろスタッフ
  • 2020年12月2日
  • 読了時間: 2分

こんにちは、あすなろ訪問看護ステーションスタッフです。

本日はリハビリテーションの面接について記事を書いてみます。

訪問のリハビリテーションでは病院などのリハビリとは異なり、在宅生活の動作や、その人自身のやりたいこと、希望などが非常に重要となります。

病院では自宅に戻る、元居た場所に戻るという明確な目標があるため、利用者様、セラピストが一緒の目標を立てやすいのですが、在宅ではその人らしい目標を見つけないといけません。


たとえば、趣味で会った旅行に行きたいや、役割であった掃除を自分でできるようになりたいといったことです。

当たり前のことと思いがちなのですが、それがなかなか難しく、本当に本人ができるようになりたいことというのは見つけるのに技術がいるものなのです。


ではその見つけるためにはどうしたらよいのかと尋ねられると、システマチックにできるような評価用紙(下のダウンロード≪出典 作業療法士協会≫より利用してください)があるため、それを利用したり、あとは会話の中で引き出していく必要があります。評価用紙はその項目を一緒に話しながら興味があるものを、聞いていきます。できればやってもらうのではなく、一緒にやるということが大事です。なぜ、その活動に興味があるのか、やりたいとおもったのかを聞くためです。

会話の中で聞くにはまず目標を聞いたときに、なぜその目標ができるようになりたいのかというところまで尋ねるとよいかと思います。例えば歩けるようになりたいという目標に対して、歩けるようになぜなりたいのかと尋ねると、そこから○○がしたいんですという目標が立つと思います。


目標が立つと、そのために必要な項目ややり方などを考えていくだけなので、道筋が立ちやすいです。例えば旅行を友達と行けるようになりたいであると、

そこまでの歩行距離は?トイレができるの?買い物の金銭管理は?といった項目を埋めたりといった形です。


もちろん転倒予防が理由で開始になることもあるかと思いますが、その際も、なぜ○○さんはこけないようにしてほしいと依頼があったのだと思いますか?と聞いていくと、自身で考えて、こういうことがあったからねーとその明確なところが分るかもしれません。


なかなか仕事に追われていると目標というのが画一的になりがちですが、そこを一緒に考えるということでそのあとの訪問リハビリが充実するかどうかが変わっていくため、考えるようにしたいものですよね。

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